この講習は、確か平成16年頃から義務付けられた講習だったと思います。
合格してもすぐに免許が交付されないし、時間もお金もかかって非常に面倒くさいのが、
取得時講習
実際に道路に出るにあたって安全運転の意識を高めたり、事故などの時の応急処置を学ぶ講習です。
なんですが、1発試験で免許を早く取るための大きな障壁になっています。
何故なら予約がなかなか取れないから。その取得時講習の実態と予約の取り方ですよ。
取得時講習の予約の取り方。
無事に技能試験に合格すると、次の手続きは取得時講習の予約です。
府中試験場の場合、3階の38番窓口、技能試験の予約を取るのと同じ場所で手続きします。
その予約の取り方ですが、
自分で教習所に電話して。
です…
窓口で取得時講習を行なっている教習所の名前や住所、電話番号に最寄り駅が記載されているリストを渡され、そのリストから希望の自動車学校に1つ1つ電話して予約するんですよね。
簡単じゃない取得時講習の予約。
ここでもう1つ問題が。
取得時講習というのは、どの自動車学校も基本的にあまり積極的に実施していないんです…
僕の住まいは練馬なので、1件目は最寄りの自動車学校のコヤマドライビングスクールに電話。
「今月は予約がいっぱいで、来月の実施する予定はまだ未定です。」
ま、予想通りです。取れません…
2件目に選んだのは北豊島園自動車学校。ここは、割と何でもアリなイメージの自動車学校。
こっちの方が予約も取りやすいかな?と思っていたんですが、家からの近さでコヤマドライビングスクールに先に電話しました。
で、北豊島園自動車学校は
「ちょっと先になってしまうんですが、月末のこの日なら取れますよ。来月はまだ未定です。」
と、3週間後ぐらいに予約が取れました!
そりゃ合格したら一刻も早く免許が欲しいんですが、まぁこのぐらいの期間なら許容範囲です。
と言うのも、このぐらいで予約が取れれば良い方なんですよね。
取得時講習の予約が取りにくい状況は、車の免許を1発で取った時に知っていましたから。
どうしてこんな制度になっているのか?
安全運転の意識を高めるタメでしょうが、ちょっと理解しがたいです。
1発試験で免許を取るには、こういった時間のかかる手続きが多いんですよね。
だから時間がかかります。本当に早く免許を取りたいなら、合宿免許です。
(ちなみに教習所に通ったり合宿免許でバイク免許を取る場合、教習所の教習カリキュラムにバッチリ取得時講習も入っていますのでご安心を。)
取得時講習と特定教習の状況。
車の免許を1発試験で取りたい場合、取得時講習に代わって特定教習というのを事前に受けておくと、取得時講習を受けなくても、合格後はその日に免許の交付が受けられます。
特定教習とは?
特定教習は、普通免許試験に合格した後に受講する「取得時講習」を免除するための教習です。取得時講習は本来、免許試験に合格した後に受けるものですが、特定教習を先に受けておくことで、その手間を省くことができます。
特定教習のメリット
- 早期受講が可能:仮免許取得後から運転免許交付前に特定教習を受けることができます。
- 即日交付:特定教習終了証明書を持参して本免許試験に合格すると、運転免許証が即日交付されます。これにより、免許取得までの日数を大幅に短縮できます。
- 取得時講習の代替:特定教習は本免許試験合格後の取得時講習の代わりとしても受けることができます。
特定教習の利便性
- 予約が取りやすい:公認校の取得時講習と比べて、特定教習の予約は比較的取りやすいです。
- 低価格:料金も取得時講習(公認校)より低価格で提供されています。
- 充実した内容:教習の内容も取得時講習に引けを取らない内容で受けられます。
特定教習終了証明書の有効性
特定教習終了証明書は全国の運転免許試験場で有効なんです。東京都(鮫洲/府中)を含む全国の免許センターで使用できます。終了証明書の有効期限は1年間です。
車の特定教習を行なっているところは、東京にはいくつかありますが、地方には少なかったり料金がべらぼうに高かったりするそうです。なので、他県や遠方から東京に教習を受けに行く方も多いんですが、バイクの免許の場合、この特定教習を行なっているところは皆無なんですね…
一件、見つけたのが三ツ境自動車教習所という教習所↓
車の免許の取得時講習についてはコチラ↓
講習の必要性はわからなくもないんですが、もう少し気軽に受講できるような制度にしてもらいたいものです。
北豊島園自動車学校でのバイク免許の取得時講習について↓