バイクの1発試験は非常に難易度が高いです。
中でも急制動は、特に難しい課題だと言えるでしょう。
僕は東京の府中試験場で、1発試験を5回受験して合格しました。
つまり4回不合格。
そのうちの2回は急制動で不合格になってます。
でもポイントをおさえて、落ち着いてクリアしちゃいましょう。
ちょっとした裏技もありますよ。
急制動は何故難しい?
急制動は、難易度の高いバイク免許の1発試験の中でも特に難しいと書きましたが、何故だかわかりますか?
急制動は、与えられた条件を全てクリアしなければならないからですね。
他の課題は、通過できればミスがあっても減点で済みます。
急制動はミスがあれば減点されるし、条件をクリアしなければ合格できないし、なおかつ挑戦できるのは2回まで。
なかなか合格できない人が多い課題なんですね。
急制動を合格する条件。
まずは合格の条件を確認しましょう。
“指定された速度で進入し、ブレーキ開始の目印のパイロンから急ブレーキをかけて、指定された地点までに、タイヤをロックさせたり危険のないように停止すること。”
こんな感じです。
この条件がクリアできれば合格ですが、これらの条件をすべてクリアしなければなりませんし、条件の一つ一つに減点がありますので、減点超過になれば、2回のチャレンジもできずに終了してしまう事も多いんですね。
2回チャレンジできるなら1回目は減点しないでくれよ〜。
どうせ全部クリアしないと合格できないんだから…と、ちょっと理不尽さを感じる課題でもあります…
急制動の減点ポイント。
そんな急制動の減点ポイントと合格するための方法です。
急制動の場合、減点ポイントというよりも、一つでも条件がクリアできないと急制動不合格なので、不合格ポイントと言っても良いですね。
- 進入速度は直線コースなので時速40キロ以上。
これより遅いとダメ。
- ブレーキ開始は目印のパイロンにバイクの前輪が確実に差し掛かってから。
これより早くブレーキをかけ始めると、たとえパイロンで時速40キロ出ててもダメ。
- 停止位置は3つある目印の2つ目まで。
これを越えると、追突事故の扱いになり、減点どころか試験終了の不合格。
タイヤロックや転倒ももちろんダメですね。
一つでも出来ていないと再チャレンジですが、減点が重なると、減点超過で一回で試験終了になることも多いんですね。
急制動までの走行であまり減点されてない自信が無ければ、一回しかできないと思った方が良いと思います。
急制動を合格する方法。
一つ一つを確実にやるしかないんですが、目安としては、手前のカーブを抜けたら早目に40キロ出し、42キロぐらいをキープしながらパイロンに入り、確実にパイロンを越えてから前輪後輪の両方のブレーキを使って停止。
意外と難しいのが直線コースで40キロをキープすること。アクセルを緩めると思いの外エンジンブレーキが効いて、速度が不安定になりがちなので、微妙なアクセルワークが必要なんですが、
ここで一つ裏技があります。
少しテクニックに自信が無いとできませんが、通常は3速で走行するギアを4速まで上げてみましょう。
すると3速だとかかり過ぎるエンジンブレーキが弱まるので、40キロのキープがしやすくなります。
どうですか?ギアチェンジには自信があるけど速度維持に自信が無い方は試してみてください。
40キロでブレーキをかけるポイントまで行ければ、残すは確実なブレーキングのみ!
ここは、気合いですかね。