免許を取り消されてしまった後、再び運転できるようになるには「取消処分者講習」を受ける必要があります。
でも、この講習って、どんな内容なのか、ちょっと不安になりますよね。
「講習って厳しいの?怖いの?」
「何を持っていけばいいの?」
「どんなふうに受けたらスムーズに終わるの?」
そんな疑問や不安を少しでも解消できるように、この記事では、取消処分者講習の流れや注意点、受講前の準備、スムーズに終えるコツまで、分かりやすくまとめました。
これから講習を受ける方にとって、きっと役立つ情報ばかりですので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
講習を受ける前に!絶対に知っておきたい「有効期限」の話
まず、とても重要な注意点は、取消処分者講習の修了証には有効期限があることを知っておいてください。
この有効期限はたったの1年間。
もし1年以内に何かしらの免許(原付免許でもOK!)を取れなかった場合、講習をもう一度受け直さなければなりません!受講の有効期限が切れてしまいそうな心配がある方は、「うっかり期限切れ」にならないよう、とりあえず原付免許を取っておくなどの早めの行動をしておきましょう!
【体験談】取消し処分者講習、いよいよスタート!
講義室へ…優しそうな教官登場?
受付を済ませ、講義室へ入室。
最初に現れたのは3人の教官。その中でも一番穏やかそうな方が説明役となって今日の流れや内容を説明してくれました。
「今日は厳しいのかな…?」と少しドキドキしていましたが、ゆったりした口調で全体の流れを説明してくれ、最初は和やかな雰囲気でした。
運転適性検査は意外と難しい?脳トレみたいな内容
休憩後はさっそく運転適性検査。
受けたのは「73c」という古めの検査でしたが、内容はなかなか難しい!
覚えている問題例:
- 図形の重なりから正しいものを選ぶ
- まぎらわしい文字列から正しい単語を選択
- 割り算の計算問題
- 三角マークを延々と描く
- 間違い探し問題
- お金の計算問題
- 数字の羅列からパターンを探す
いわゆる脳トレ系の問題を解いていきます。
しかも、どの問題も時間ギリギリで半分くらいしか解けません!
焦りすぎると間違えるし、慎重すぎると間に合わない。
まぁ適性検査なので正確な答えや正解を求められているとは限りませんが、まさに運転に求められる「判断力」と「冷静さ」が試されている感じでした。
視力検査も受けるけど、成績は気にしなくてOK!
続いての視力検査では、動体視力と夜間視力を専用機械で測定。
結果は……まさかの「最低評価1」!(泣)
でも、ここでの成績は免許取得には直接影響しないので心配はいりません。
ちなもにこの日は受講者全員、評価は1か2だったので、機械の性能にも問題あり?と思っておきましょう(笑)。
試験管も首をかしげていましたよ。
取り消し処分者講習【午後の部】はさらに実践的!

ランチ休憩〜クイックガストで腹ごしらえ
昼食は駅前で簡単に済ませ、午後の部へ。この辺は駅前といえども、それほど栄えているわけではありませんが、お昼ごはんに困るほどではなく、それなりに食べるところがあり、松屋もあるし昔ながらの中華料理店も。
そんなラインナップの中から手軽なクイックガストで食べました。
お腹も満たされて、午後は眠気との戦いが始まります(笑)。
交通事故ビデオ鑑賞
午後イチはお決まりの交通事故などのビデオ。
悲惨な事故、被害者の思いや加害者のその後など、車がどれだけ危険な乗り物か、そして運転するという事の責任を改めて意識させられる内容です。
ただ正直、見たことのある内容なので、この昼食後のビデオは眠気との勝負…。
ウトウトしてしまうと教官にバレて注意されるかもなので要注意!
実車実習:仮免試験の練習にもバッチリ!
ビデオ鑑賞後はいよいよ実車教習!
内容は、
- S字カーブ
- クランク
- 坂道発進
- 踏切通過
など、仮免許試験の予行演習のような実習でした。
教官はとても優しく、減点されるポイントを1つずつ丁寧に教えてくれます。
運転に自信がない人でも安心できる環境でした!
特に「府中試験場」での仮免試験を目指している人には超役立つ情報も教えてもらえます!
ドライブシミュレーターで危険予測も体験
1日目最後はドライブシミュレーターによる危険予測。
バイクの飛び出しや左折時の巻き込み確認など、実際に起こりうる危険をCGで体感しました。
※ただし、少し酔いやすいので気分が悪くなったら無理せず申し出ましょう!
【重要】取り消し処分者講習には厳しいルールも!
ここまで「意外と穏やか?」と思うかもしれませんが、
実は講習には厳しいルールもあります!
禁止されている行為
- 私語禁止
- 携帯電話使用禁止
- 講義中の退席禁止
ルール違反があれば即座に注意されますし、最悪の場合は講習やり直しも…。
また、開始時刻には必ず着席していなければいけません!
遅刻したら受講できない=再申し込みとなるということなので、絶対に遅れないようにしましょう。
態度が悪いと教官から厳しい指導が!
取り消されていながら「どうせまた免許取ればいいんだろ」といった反省のない態度の受講者には、教官もピリッと厳しくなります。
講習中は真剣に、素直な気持ちで取り組むことが大切ですよ!
取消処分者講習はなぜ厳しいと言われるのか?
取消処分者講習は、よく「厳しい」「怖い」と言われることがありますが、なぜそんなふうに感じる人が多いのでしょうか?
その理由は、大きく分けて次のようなポイントにあります。
- 時間厳守が絶対条件
取消処分者講習は、時間に非常に厳しいです。集合時間に1分でも遅れると、受講できず失格になるケースもあります。 - 態度へのチェックが厳しい
受講中の態度も見られています。スマホ操作、居眠り、私語などは厳重注意、場合によっては受講取り消しになることも。 - 適性検査や実技で「やり直し」リスクあり
適性検査や運転実技で、基準に満たないと判断されると、その場で再検査・再実技を求められることもあります。 - 修了証の有効期限に注意
無事に修了証をもらえても、免許申請までに有効期限が切れてしまうと、また講習を受け直しになるので注意が必要です。
このように、取消処分者講習は「ただ受けるだけ」では終わらず、真剣に取り組む姿勢が求められる講習です。
少し身構えてしまうかもしれませんが、きちんと準備して臨めば大丈夫ですよ!
取消処分者講習を受ける前の心構えと準備
取消処分者講習に臨む前に、少しだけ「心構え」と「準備」をしておくと、当日安心して受講できます。
ここでは、特に大切なポイントをまとめました。
- しっかり睡眠をとる
当日は長時間にわたる講義と実技があるので、前日は夜更かしせず、体調を万全に整えましょう。 - 必要な持ち物を忘れずに
受講票、身分証、筆記用具(ボールペン推奨)、メモ帳などを準備しておきましょう。
施設によっては昼食も持参が必要な場合があります。 - 服装はシンプル・清潔感重視
運転実技があるため、動きやすい服装・靴がおすすめです。
また、奇抜な服装は避け、落ち着いた印象を意識すると好印象です。 - 時間に余裕をもって出発
交通トラブルや迷子防止のためにも、余裕をもって現地に到着しましょう。30分前行動を心がけると安心です。 - 「真面目な態度」で臨む意識を持つ
取消処分者講習では、真剣に受講する姿勢が何よりも重要です。
最初から「ちゃんと受けるぞ」という心構えで参加しましょう。
この5つを意識するだけで、当日のトラブルや失敗をぐっと減らせますよ!
取消処分者講習をスムーズに終えるためのコツ
講習をスムーズにクリアするためには、ちょっとした「コツ」があります。
体験談も交えてご紹介しますね。
- 適性検査は「焦らず」「正確に」
スピードよりも、落ち着いて正確に答えることが評価されます。焦らず取り組みましょう。 - 実技では「素直に指示を聞く」
教官からのアドバイスは素直に受け入れるのがポイントです。
指摘されても反論せず、すぐに修正する姿勢が大切です。 - 眠くなる時間帯に要注意
午後の座学はどうしても眠くなりがち。昼食後はカフェイン入りの飲み物などで眠気対策をしておくと◎。 - スマホは完全オフ!
講習中のスマホ操作は禁止です。音が鳴るだけでも注意されるので、必ず電源を切っておきましょう。
こうしたポイントを意識すれば、余計なトラブルを防げて、無事に修了証をもらいやすくなります!
【まとめ】取消処分者講習は厳しい?→真剣なら大丈夫!
取消処分者講習は、ただ受けるだけではなく、真面目な姿勢や時間管理も大切なポイントです。
最初は不安かもしれませんが、しっかり準備して臨めば、きちんと修了証をもらえます!
今回ご紹介した
- 講習が厳しいと言われる理由
- 受講前の心構えと準備
- 講習をスムーズに終えるコツ
を意識しておけば、当日も落ち着いて受講できるはずですよ。
無事に講習をクリアして、次のステップ(仮免許取得や本免許取得)に進めるよう、頑張っていきましょう!