【体験談】府中試験場での路上試験レポート!一発試験に挑戦してみた結果は?

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本免技能試験

運転免許の再取得や一発試験に挑む方にとって、「本免技能試験」は最大の難関です。特に試験場での直接受験、いわゆる“一発試験”は、合格率の低さや厳しい採点基準から「狭き門」とも言われています。

今回は、結果から言いますと、僕が受けた府中試験場での普通自動車・本免技能試験は同乗した人全員が合格!この日の体験談を、当日の流れや他の受験者の様子とともに詳しくご紹介します。

試験車両はプリウス、乗車は試験官を含めて最大5人。実際にどんな雰囲気の中で試験が行われるのか、他の受験者はどんな運転をしていたのか、自分はどうだったのか——リアルな視点でお届けします。

これから一発試験に挑む方、あるいはその難しさに不安を感じている方にとって、少しでも参考になれば幸いです!

目次

本免技能試験当日:試験車には最大4人が同乗

前回の記事で僕が路上試験を終えるまでの様子はコチラの記事

本免技能試験は、試験官と受験者4人の計5人がプリウスに乗って行われます。僕は午後の試験で、1番手。最初に試験を終えたあとは、他の3人の走行を後部座席で見守ることに…。

というか、それ以外にやることがありません(笑)

他の受験者の様子と気になった点

2番目の女性

落ち着いた運転で、周囲の確認もしっかりできているように見えました。ただ、途中の停車課題では少し無理な位置に止めてしまい、その後は再発進してすぐ停車で終了。

試験中止なのかな?と思いましたが、どうやらまだ、試験続行できるラインにはいたようで、完走したのではないかと思われます。

3番目・4番目の男性

正直、ちょっと免許を渡すのは不安かな…という運転。慎重すぎて、かなり先の歩行者や車が通り過ぎるまで待ち続けたり、急ブレーキも目立ちました。目視確認も不十分で、判断や操作が全体的に遅くてぎこちなく、スムーズな運転とは言えない印象。

僕だったらこの人たちに免許は上げられないかな?なんて思いましたが、とはいえ、全員がなんとか走り切って、約2時間かけて路上試験が終了。後部座席に大人3人での1時間半は辛かったです…その後は、試験官の運転で府中試験場に戻ります。

最後の課題:方向転換か縦列駐車

路上試験をクリアした人だけが受けられる最後の課題。それが「方向転換」または「縦列駐車」です。

試験場に戻ってトイレ休憩をしていると…

「1番と2番の人は車に戻ってください。3番と4番の人は待合室で待っていてください。」

これは…僕と2番目の人は最終課題を受けられるってこと?と、2番目の女性に聞いてみても「分からないですね…」と同じく不安顔。

方向転換の課題はプリウス操作でいきなりつまずく!

車に戻ると試験官が無言で発進し、コース内のある場所に停車。

「あそこで方向転換して下さい。」

ぶっきらぼうな指示に心の準備もできないまま、またしても1番手…。

焦ってプリウスの操作ミス。アクセルを踏んでも進まない。
原因は「パーキング解除」のし忘れ。フットブレーキもギアも電源もOKなのに進まないわけです。プリウス特有の操作に焦りました…。

実際の方向転換の様子

右側のスペースを使って方向転換。窓を開け、シートベルトを外し、車庫入れの要領でゆっくりバック。少しハンドルを切るのが遅れて1回切り返し。
方向転換は最大4回まで切り返し可能なので、慎重に対応。

ポイント:縦列駐車と違い、「入りました」という申告は不要です!

その後、ウィンカーを出して左折し、方向転換は終了。次の女性は縦列駐車の課題でした。

全員が最後の課題を受けられた理由とは?

試験を終えて車を降りると、残りの2人も別の場所で課題を受けている様子から、どうやら4人全員が路上試験をクリアしていたようです
最後の人は交差点右折で立ち往生しそうになり、試験官に「スムーズに進んで!」と強い口調で怒られてましたが…

【結果発表】全員合格!…でもちょっと納得いかない?

方向転換を終え、待合室で待っていると…

全員合格!!!

嬉しい反面、「え?あの運転で?本当に大丈夫?」という気持ちも…。
3番目の男性なんて「取れちゃえばこっちのモノ!」なんて笑ってましたからね…。
日本の免許制度、大丈夫かな?とちょっと疑問。

ちなみに僕は「制限速度に注意するように」と指導を受け(そりゃそうですね、速度の標識のを見落としましたから)他の人たちは「ギリギリ合格」とのことを試験官から告げられました。

でも、合格は合格。これでみんなが正式な免許所持者です。

合格後の手続き

合格後の流れは以下の通り。

  • 技能試験受付(3階)で書類提出
  • 写真撮影
  • 手数料支払い
  • 技能試験室で免許証の交付!

僕は特定教習済みだったので、取得時講習は不要。そのまま免許交付まで進めました。

(※特定教習を受けていない方は、取得時講習の予約を取って別の日で講習→もう一度試験場に行って発行手続きが必要です)

▼ 特定教習についてはこちら

一発試験の感想と費用

いや〜、本当に長かった…。免許失効から約10年。ようやく運転免許証を手にしました。感無量です。

ちなみに一発試験にかかった費用は…

▼ 一発試験にかかる料金はこちら

思ったより時間はかかりましたが、教習所に通うより圧倒的に安く取得できました!

次はバイク免許にもチャレンジ…?

するかどうかはまだ分かりませんが、機会があればまた挑戦してレポートしますね。

まとめ:一発試験は厳しくも現実的。しっかり準備すればチャンスはある!

今回、僕は府中試験場での本免技能試験に一発で合格することができました。
とはいえ、合格できたのは仮免技能試験で試験車両の操作にある程度は慣れていたことや、事前に特定教習を受けていたこと、そして何より冷静さを保てたことが大きかったと感じています。

受験者の中にはギリギリ合格だった方や、明らかに運転に不安のある方も見受けられましたが、それでも合格してしまう現実に、日本の免許制度について考えさせられる場面も…。

一発試験は確かに難しいですが、教習所に通うよりも費用を大幅に抑えて免許を取得できるのは大きな魅力です。ただし、技能試験だけでなく、必要な講習や事前準備も含めて、しっかりスケジューリングすることが成功の鍵になります。

これから受験される方は、ぜひこの体験談を参考に、後悔のない挑戦をしてくださいね!

一発試験は誰でも簡単ではありませんが、しっかり対策すれば合格は可能です!

同じように免許再取得を目指すチャレンジャーの方の参考になれば嬉しいです。僕にもできました!頑張ってください!

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この記事を書いた人

不覚にもうっかり失効中に駐禁…無免許運転という事で免許取消し処分になりました。
そこから府中試験場での1発試験で再取得をしましたが、これがなかなか大変でした。
その時の体験談と、運転免許の1発試験合格に役立つ情報をシェアします!

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