「仮免の技能試験、どこで減点されるのかがわからない…」
「一発試験に挑戦するけど、何に気をつければいいの?」
そんな不安を感じているあなたへ。僕自身が一発試験で仮免技能試験を受けた体験と、試験官や取消処分者講習の教官から直接聞いたアドバイスをもとに、特に見落としがちな減点ポイントをまとめました。
まず知っておきたい:減点の仕組みと合格基準
仮免技能試験は持ち点100点からのスタートで、減点方式で採点されます。試験終了時に70点以上残っていれば合格です。言い換えると、30点分までなら減点されても合格できるということ。これを知っておくだけで、試験中のメンタルがかなり変わります。
| 減点の種類 | 減点点数 | 主な例 |
|---|---|---|
| 試験中止(危険行為) | 即終了 | 信号無視・一時不停止・脱輪(完全に乗り越え)・逆走・停止線オーバー(修正不可の場合) |
| 大きな減点 | 20点 | 安全確認の大きな省略・速度超過など |
| 中程度の減点 | 10点 | 右左折時の安全確認不足・合図の遅れなど |
| 小さな減点 | 5点 | ウインカーのタイミングのズレなど |
| 特別減点 | 1回目0点・2回目から加算 | エンスト・発進のもたつきなど |
重要なのは、1回のミスで試験が終わるわけではないという点。ただし、右左折のたびに安全確認が不十分と判断されると「10点×複数回」で積み重なり、あっという間に30点を超えてしまいます。
一番減点されやすいポイント:左折時の「左寄せ」
一発試験で仮免技能試験を受けるとき、もっとも重要でありながら多くの人が減点されがちなのが「左の寄せ」です。
実際に試験を受けたとき、試験官からまず指摘されたのがこのポイントでした。取消処分者講習の教官からも「左にしっかり寄せないと仮免は受からないよ」と何度も言われました。
なぜ「左の寄せ」がそんなに大事なのか。それは、試験では「路上に出る前の基本動作がしっかり身についているか」が厳しく見られるからです。
左折前にやるべきこと(順番通りに)
- 左折の30m手前でウインカーを出す
- ルームミラー→サイドミラー→目視で左後方を確認
- 徐々に左端に寄せながら減速
- 左折直前にもう一度ミラーと目視で巻き込み確認
- 右に膨らまずそのまま左折
普段から運転している人ほど「右に少し膨らんでから左折(右振り)」という癖がついています。これが試験では減点対象になります。「楽な運転」ではなく「正しい運転」に切り替えることが必要です。
安全確認は「試験官に伝わるように」やる
仮免技能試験でほぼ全員が意識しておくべきなのが安全確認です。自分ではちゃんとやっているつもりでも、試験官に伝わらなければ「未確認」と判断されて減点されます。
よくあるのがミラーを「チラ見しただけ」で済ませるパターン。試験官が求めているのは、顔をしっかり左右に向ける目視による確認です。
これをやると減点されます
- ミラーだけチラ見して顔を動かさない
- ウインカーを出すだけで目視確認を省略
- 左折・右折時に巻き込み確認をしない
- 発進前の周囲確認をしない
試験官に伝わる確認の仕方
- ミラーを確認したあと、顔をハッキリ左右に向ける
- 肩ごと少し動かして、大げさなくらい見る
- 発進・左折・右折・進路変更、すべてのタイミングで実施する
「やってますよ!」と試験官に伝わる動作が必要です。最初はオーバーかなと感じるくらいがちょうどいいです。
脱輪は試験中止になることも!注意すべきポイント
仮免技能試験でもっともシビアな項目のひとつが脱輪です。タイヤが完全に脱輪した場合はその場で試験中止になります。
どこで脱輪しやすい?
- S字・クランク:ハンドル操作のタイミングがズレたとき
- 方向変換:バックで車庫入れするとき
- 縁石ギリギリの左寄せ・発進時
脱輪を防ぐための3つのコツ
- 車幅感覚をしっかり掴む:S字・クランクのコースは幅3.5mある。教習車は約1.7mなので、意外と余裕がある
- ゆっくり慎重に操作することを最優先する:速さより正確さ
- 切り返しを恐れない:切り返し自体は減点されない。無理して進んで脱輪する方が致命的
僕も初回の試験で「ちょっと強引に行けるかな…」と思った結果、脱輪ギリギリのところでヒヤッとしたことがあります。少しでも不安があったら止まる→確認する→やり直すの3ステップで。
乗り込む前から採点は始まっている
これは意外と知られていませんが、技能試験の採点は車に乗り込む前から始まっています。乗車時の安全確認、シートやミラーの調整、シートベルトの着用、すべてが採点対象です。
- 乗車前に車体周囲を確認してから乗り込む
- シート・ミラーの位置をしっかり調整する
- シートベルトを必ず着用してから発進準備をする
- 発進前に周囲の安全確認と合図を行う
緊張しているとついこの辺りが抜けがちです。事前にルーティン化しておきましょう。
【体験談】2回目で合格したときに意識が変わったこと
僕が仮免技能試験に合格したのは2回目でした。1回目は「運転経験があるから大丈夫」という過信があり、自分では安全確認しているつもりでも、普段のクセ(ミラーのチラ見・右振り)がそのまま出てしまいました。
2回目は「試験官に伝わる運転をする」という意識に切り替えました。安全確認は大げさなくらい首を動かす、左折前は必ず左端に寄せる、この2点を意識するだけで試験官の印象は全然変わります。
試験官は「落とすために見ている」わけではなく、「この人が路上に出ても大丈夫か?」を確認しているだけ。安全確認がしっかりできていれば、多少モタついても合格するケースは十分にあります。
・安全確認は首ごと動かして「やってますよ」を試験官にアピール
・左折前は必ず左端に寄せ、右振りしない
・脱輪しそうになったら迷わず切り返す
・「上手な運転」ではなく「正しい運転」を意識する
まとめ|仮免技能試験は「正しい手順」が全て
仮免技能試験は「上手に運転できること」ではなく「安全に運転できること」を見る試験です。持ち点100点から30点まで減点されても合格できるルールなので、致命的なミスさえ避ければ挽回できます。
特に以下の3点は、多くの受験者が減点されやすいポイントです。
- 左折時の「左寄せ」不足・右振り
- 安全確認が試験官に伝わっていない
- 脱輪・切り返しを恐れて強引に進む
仮免技能試験のコースと走行のポイントは、こちらの記事でも詳しく解説しています。
【府中試験場コース図(画像あり)】仮免技能試験の走行コースと試験対策を解説!
また、見事に仮免技能試験に合格した後の流れについては、こちらの記事に続きます。

