「ナンバープレートの色って、どういう意味があるの?」
街で車を見ていると、白・黄色・緑・黒・青など、さまざまな色のナンバーを見かけますよね。
実はこの色の違いには、きちんとした意味があるんです。
車の種類や用途、登録区分によって決められていて、知らないと損することもあります。
この記事では、
- ナンバープレートの色ごとの意味
- 軽自動車・普通車の違い
- 事業用や特殊車両の区分
- 人気の「白ナンバー」への変更方法
などを、初心者でもわかりやすく解説していきます。
あなたの車のナンバーの“色の理由”が、この記事を読めばスッキリわかります!
【ナンバープレートの色と意味】
日本の車のナンバープレートは、背景の色と文字の色の組み合わせで「車の種類」や「用途」を見分けられるようになっています。
下の表を見ると、一目で違いがわかります👇
| ナンバーの色 | 文字色 | 主な用途・意味 |
|---|---|---|
| 白地 × 緑文字 | 普通車(自家用) | 一般的な自家用乗用車 |
| 黄地 × 黒文字 | 軽自動車(自家用) | 軽自動車や軽バンなど |
| 緑地 × 白文字 | 事業用(営業車・タクシー・トラック) | 営業ナンバー・商用車 |
| 黒地 × 黄文字 | 軽自動車(事業用) | 軽トラック・営業用軽車両など |
| 青地 × 白文字 | 外交・公用車 | 大使館などの車両 |
| 赤地 × 白文字 | 一時輸送用(仮ナンバー) | 車検・登録前などの一時使用 |
ポイント解説
- 白ナンバー=普通車の自家用車
- 黄ナンバー=軽自動車の自家用車
- 緑ナンバー=営業車(タクシー・運送など)
- 黒ナンバー=軽貨物や配達業の車
つまり、色を見るだけで「どんな車か」がすぐわかるんです。
【軽自動車と普通車の違い】
街でよく見かける「黄色ナンバー」と「白ナンバー」。
この2つの違いは、車のサイズ・排気量・用途によって明確に分けられています。
軽自動車(黄色ナンバー)
- 排気量:660cc以下
- 定員:4人まで
- サイズ:全長3.4m以下 × 全幅1.48m以下 × 全高2.0m以下
- ナンバー色:黄地に黒文字(自家用)
軽自動車は「小回りが利く・税金が安い・維持費が低い」などのメリットがあり、
ファミリーカーとしても人気ですよね。
特にママ世代には、買い物・送迎・近所の移動にぴったりな使いやすさが魅力です。
普通車(白ナンバー)
- 排気量:661cc以上
- ナンバー色:白地に緑文字(自家用)
普通車はエンジンのパワーがあり、高速道路でも安定した走りができるのが特徴。
5人乗り以上の車種も多く、長距離ドライブや家族旅行にも向いています。
【ご当地ナンバー・図柄ナンバーとは?】
最近、街で見かけるナンバープレートの中には、白地にイラストや地域のシンボルが描かれたデザインナンバーがあります。
これが「ご当地ナンバー」や「図柄ナンバー」と呼ばれるものです。
ご当地ナンバーの特徴
- 地域の名所や花、キャラクターなどがデザインされている
- 普通車・軽自動車問わず申請できる場合がある
- 申請時に寄付金を支払うと図柄が選べる
例えば「富士山」「京都の舞妓さん」「北海道の雪の結晶」など、
地域ごとの特色が反映されるのが特徴です。
ご当地ナンバーのメリット・デメリット
メリット
- 愛着が湧くデザインで車を可愛くできる
- 観光地や地域活性化に協力できる
デメリット
- 申請手数料や寄付金が必要
- 希望デザインが選べない場合がある
- 軽自動車の場合、一部白ナンバーになることがある(通常は黄色)
ご当地ナンバーの申請方法
- 運輸支局や自動車ディーラーで申し込み
- デザインナンバーの選択・寄付金の支払い
- 登録完了後、通常ナンバーから図柄ナンバーに交換
ご当地ナンバーは、自分だけのオリジナル感を楽しめる合法ナンバーです。
天ぷらナンバーのような違法ではないので安心して申請できます。

【なぜ軽なのに白ナンバー?特別仕様ナンバーの仕組み】
ところで街で「軽自動車なのに白ナンバー」の車を見たことはありませんか?
これは特別仕様ナンバー(図柄ナンバーの一種)で、軽自動車でも白地のナンバーが使える制度です。
特別仕様ナンバーとは?
- 全国版や地域限定のデザインナンバーのこと
- 寄付金を支払うと希望デザインを選べる場合がある
- 軽自動車でも白地のナンバーに変更できる
この制度により、従来の黄色ナンバーではなく、見た目が普通車と同じ白ナンバーにすることが可能です。
「白ナンバーの軽自動車」は、違法ではなく完全に合法の制度です。
申し込みの流れ
- 運輸支局またはWEBサイトで申し込み
- デザインを選択、寄付金の支払い
- 既存ナンバーを返納し、新しい図柄ナンバーを取り付け
※申請手続きはディーラーに代行してもらうことも可能です。
ポイント
- 見た目だけで「普通車に偽装している」と勘違いしないよう注意
- 公道で使用する限り、完全に合法で安全
- 期間限定デザインや地域限定デザインもあり、公式サイトで最新情報を確認すると安心
【仮ナンバー・臨時運行許可証とは?】
車を購入したばかりのときや車検切れの車を運ぶとき、ナンバープレートがまだ使えないことがあります。
そんなときに使うのが仮ナンバー(臨時運行許可証)です。
仮ナンバーの特徴
- 赤地に白文字のナンバーで、期間限定(通常5日以内)で使用可能
- 運輸支局で発行される正式な臨時ナンバーなので合法
- 車検前の移動や車検切れ車の運搬に使用できる
使い方の例
- 車検が切れた車を整備工場まで運ぶ
- 新車や中古車を自宅まで運搬
- 登録前の車を一時的に移動
仮ナンバーは「赤だから危ない」「違法?」と勘違いされやすいですが、完全に合法です。
ただし、公道での走行は発行日から期間内に限られるので注意してください。
ポイント
- 仮ナンバーを勝手に改造・偽造すると違法行為になる
- 取得の際は運輸支局や市区町村の指示に従う
- ナンバーのサイズや取り付け位置も、通常ナンバーと同じ規定に従う
【まとめ】
車のナンバープレートは、色や文字の組み合わせによって車の種類や用途が一目でわかる重要な情報です。
白ナンバーは普通車、黄ナンバーは軽自動車、緑や黒は営業車、赤や青は仮ナンバーや特殊車両と、それぞれ明確な意味があります。また、ご当地ナンバーや図柄ナンバー、軽自動車の特別仕様白ナンバーなど、見た目が変わる制度も存在し、正しく申請すれば合法で楽しむことが可能です。
一方で、天ぷらナンバーのような偽造ナンバーは違法で、使用すると罰則や保険の適用外など大きなリスクがあります。安全でトラブルのないカーライフのために、ナンバーの意味を理解して活用しましょう。
