教習所に通って自動車免許を取る人には縁のない話ですが、非公認の教習所に行ったり、1発試験で免許を取ろうとしている人が、かなり気になるのが、
府中試験場の仮免技能試験で走行するコース。
ですよね?
実際に仮免の技能試験の時に走行する事になるコースを事前に知っておく事は、合格に向けて有利になりますし、気持ち的に不安も小さくなることでしょう。
という事で!
今回は府中試験場のコース図と、後半では実際に走行する仮免技能試験の走行コースを2パターンご紹介します。
府中試験場の技能試験のコース図。
まずは府中試験場のコース図を画像で載せておきます。
府中試験場のコースは普通の自動車学校と比べてかなり広いです。でも課題を次々と指示されながらの走行では、そんな広さを感じません。
ちなみにグーグルマップでも、この試験場のコース図は見られます。府中以外の人でもGoogleマップを利用すると、航空写真で実際のコースがなかなか鮮明に確認でき、イメージもしやすいです。
事前に府中の試験場の様子を知りたい人は一度見ておくのがおすすめしますです。
このコースで走行するコースはA〜Dの4つがあり、
どのコースになるのか?
は、技能試験当日、自分が乗る車両の振り分けが済むまでわかりません。当日の受け付けで、どれかのコースに振り分けられるという流れです。
仮免技能試験の走行コースは覚えるのか?
府中運転免許試験場での仮免技能試験において、事前にコースを覚える必要は基本的にありません。試験当日に助手席に同乗している試験官の指示に従って運転する形になります。試験官が試験走行中に、ポイントとなる場所で指示を出してくれるので、その通りに運転すれば問題ありません。
試験中には、試験官の
「3番を右折。」
「16番を左折。」
といった指示がありますので、それに従って走行します。(コース内には交差点や課題の所に数字の書かれた看板が出ています。)
試験当日の車に乗る前まで走行コースがわからないのに覚えるというのは確かに無理がありますよね。
(でも二輪の試験の場合は、隣に試験管が乗る訳ではないので覚える必要があります…)
また、コースを間違えても減点にはなりませんが、本来のコースに戻ったりする間の走行も試験対象になるので、ここでミスをすると減点になります。
できればコースを間違えない方が減点のリスクも減るので、事前に試験場の一般的なコースやポイントを理解しておくことは、試験の心構えとして非常に有効です。
以下は試験に臨む際のいくつかのポイント。
仮免技能試験のポイント
仮免技能試験で減点されるポイントを確認しておきましょう。試験官がチェックしている運転は、
- 基本操作の確認
- スムーズな発進・停止
- 右折・左折の際の適切な合図
- 車線変更や交差点での確認
- 一時停止・徐行
- 指定された場所での完全停止
- 見通しの悪い場所での徐行
- 進路変更と確認
- 鏡(ミラー)での確認
- 目視での確認
- 課題走行
- S字やクランク、方向変換など
- 駐車・停車
- 車庫入れや縦列駐車
事前の準備としては、模擬コースの確認や試験の流れの把握も大切です。試験当日の流れや試験場での手続きを事前に把握しておくと、当日の心の不安も軽減できます。
試験当日の対応
- 試験官の指示に従う: 試験中は試験官の指示に従って走行することが求められます。指示に集中し、落ち着いて運転しましょう。
- 安全運転を心掛ける: 特に確認動作や安全確認を徹底することが重要です。
府中試験場での仮免技能試験では、事前にコースを覚える必要はありませんが、教習所での練習や試験の流れを理解しておくことが合格への近道です。
試験当日は冷静に、指示に従って安全運転を心掛けてください。
府中試験場のコースの様子
試験場の看板は以外と小さく、看板の手前に入るのか?奥に入るのか?と、迷う時があります。
看板は右の場合は手前に、左の場合は奥にありますので、右の場合は看板の奥に、左の場合は看板の手前の道に入るようにしましょう。
それから踏み切りは時々ちゃんと鳴るようになってます!
油断してるといきなり鳴るのでビックリしますよ。耳と目でしっかり確認して走行して下さい。電車は来ませんし、遮断機もありませんが、当然ながら、鳴っているのに渡ってしまうのは大きな減点のポイントです。
試験官の指示でS字、クランク、坂道発進と、課題が次々とやってきますが、逆を返せば課題さえ出来てしまえばあとは普通の運転です。(縦列駐車か方向転換は本免技能試験の路上試験の時にあります。)
慌てず、落ち着いて走行すればきっと大丈夫ですよ。
走行コース2パターン。
それでは府中試験場の仮免技能試験で走行するコース図を2パターンご紹介します!先ほども言いましたが、コースを覚える必要はないですし、間違えても減点にはなりませんが、実際の走行コースを知っておくことでかなり安心して受験できます。
そのため、僕もそうでしたが、事前に走るコースを知っておきたいですよね。
走行コースその1
まず1つ目の走行コース。主な課題は画像に番号を入れてありますが、
1 S字
2 坂道発進
3 クランク
4 踏切
となっています。Sはスタート地点、Gはゴール地点です。字が汚くて見にくいかもしれませんが…
試験は指示された場所に停車して車を降りるまでが試験なので、停車してもエンジンを切って後方確認して車を降りるまで油断しないようにしてください。
途中には駐車車両に見立てた障害物がありますので、そこは進路変更の手順で避けてください。外周の直線コースを走行する時は、時速50キロ出しましょう。
走行コースその2
2つ目の走行コース。こちらのコースも主な課題は
1 クランク
2 S字
3 踏切
4 坂道発進
同じくSはスタート地点、Gはゴール地点です。
バックストレート?奥側の長い直線は走行しませんが、手前の外周の直線コースを走行する時は時速50キロ出して下さい。
府中試験場のコース解放について。
さて、コース図を知ることよりも、実際に試験場に行って走行した方がより安心ですよね?
そんな人のために、警視庁では試験が行われない土日祝日にコース解放をしています。
ただし、利用するには条件があります。
車両の貸し出しはありませんので、車は持ち込み。指導員として、運転経験3年以上などの条件を満たした同乗者も必要です。車を持っている友達などがいたら、1度実際に走行してみると良いかもしれませんね。
費用はコース使用料2,000円と、傷害保険料の200円のみですので安く利用できます。
もしご利用の時には、今回の仮免走行コース図を参考に、実際に試験の時のコースを走行してみてください。
バイクの技能試験の走行コースはこちら。