府中試験場にて、普通自動二輪車の免許、昔で言うところの中免を取りました。
教習所に行かず、免許センターに行って試験を受ける1発試験ですが、技能試験の合格までの道のりは、なかなか険しかったです。
結局、5回の受験で合格したバイク免許の1発受験、その過程を振り返ります。
1発試験の申し込み方法。
1発試験の申し込みは電話ではできません。免許センターに行き、窓口で申し込みます。
僕は普通自動車の免許を持っているので、学科試験は免除です。
(学科試験が免除にならない人は、申し込んだその日に学科試験を受けることができます。)
なので申し込みと目の検査をして、技能試験の予約を取ってその日は終了。
目の検査の適正試験の有効期間は6ヶ月、それまでには合格できるだろうと目論んでました。
技能試験1回目。
ですが、なかなか都合がつかずに、結局初めての技能試験は、適正試験から3ヶ月ぐらい後になってしまいました。
受験の日程の変更は、予約した試験の日の前日の16時まで、電話で受け付けてくれます。
そんな1回目の受験は、実に13年ぶりのバイクの運転という事もあり、とにかく転倒しないようにするだけでしたが、久しぶりのバイクの運転は楽しさがありました。
当然ながら不合格…
ニーグリップも全然で、膝が開いたり、両足を地面に着きながらの運転。S字を出たところで試験終了でした。
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技能試験2回目。
ちょうど混んでいる時期だったのか、試験の予約が取れたのが3週間後。
その間、特に練習する事もなく、というか練習する方法も無いのでイメトレだけです。
前回の感触だと、感覚を取り戻して集中すればそれなりに?行けるんじゃないかと。
なかなか調子よくスタートしたんですが、スラロームを出たところで、何とコースを間違えて逆走!法令違反は1発で不合格です…
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技能試験3回目。
前回の悔しさを胸に臨んだ3回目の技能試験。運良く前回から1週間後に予約が取れました。
まだまだ安定していないものの、無難に走行して、初めての急制動。
進入速度の不足とブレーキポイントが早すぎての失敗が最も多いので、思い切って突っ込んでロックさせずに停止。
ヨシ!
と思ったら不合格…3つ目の目印までに停止できれば良いと思っていたんですが、正解は2つ目の目印…知らなかったとはいえ、またまた悔しい不合格。
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もう合格だろうの4回目。
ここでまた期間が開いてしまいます。
前回から2ヶ月近く経っての4回目の技能試験は、調子が出ず…フラつきも多めで、急制動で速度不足。
40キロで進入するところを36キロはダメですね。スラロームもしっかりタイムオーバーの大幅減点。
ちなみに適正試験の有効期間の6ヶ月が過ぎました…目論見は破れ去り、いつになったら合格できるのかわからなくなってきました。
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遂に合格の5回目。
そしてやってきた5回目の府中試験場の技能試験!
緊張は相変わらずしましたが、だいぶリラックスして走れました。
一応、ブランクが長いとはいえバイクの運転経験者。それなりに運転はできますし、試験でのミスもだいぶ経験済み。
バッチリ!とまで行きませんが、卒なく課題もこなして完走です。
試験官から出た言葉は
「おおむね合格!」
と、あまり嬉しくありませんが、合格は合格。
やりました!しかし難易度の高さを実感するバイクの免許の1発試験。
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バイク免許の1発試験はお得か。
車の免許も1発試験で再取得しましたが、車の方が難易度は低かったです。
金銭的な旨みも車ほどありませんね。
期間も半年以上かかっちゃいましたし…
バイク免許を1発試験で取る事に挑戦!
は、正直言いまして、おすすめではありません。
“最初から教習所に行けば良かったかなぁ?”
と、何度か思いました。
確かに教習所に通うよりも安く免許が取れます。ですが、5回の試験を受ける中で、合格したのは僕を含めて2人しか見ていません。
4回目だという受験者が、
「今までで一番うまく乗れたよ。」
と言いながら不合格でニコニコしていたのも印象に残っています。
そのぐらい長い道のりを覚悟して、気長に受験し続ける人もいるようです。
合格率は1桁の1発試験は、そんな気長な人か、よほどバイクの運転に自信がある人が受ける試験のように感じました。